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by seikou_2
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芯。

こんばんは、黒麻呂です。
一日一文:「眠気ってのは海みたいなものだよな。決して枯れることは無いだろ。」


 今日の天気は生憎の雨。出かける用事があった朝は小雨だったので助かりました。花粉の飛び具合を多分に減らしてくれるところも大いに感謝です。

 さて、皆さん寝るときの決まりごとはお持ちでしょうか。例えば、電気を付けてないと眠れない、完全に消灯してしまわないと眠れない、などです。
 自分の中の決まりごととして、音楽がないとダメだというのがあります。強い睡魔に襲われたときはそれもお構い無しに体の電源が強制終了しますが、正気を保っている間に寝ようとすると、音楽がないと寝つきがよくありません。
 そういうわけで、眠るときは必ず音楽をかけます。

 ここのところ気に入っているのが宇多田ヒカルの最新アルバム「HEART STATION」です。
 俺は彼女のファンなので、今までの曲も一通り聴いてきてます。
 ちなみに自慢ではないですが、俺のような鈍感で無知な人間はR&Bがこうである、とかROCKがああでなければならない、なんてことは全くわかりません。「曲調が早いか遅いかじゃね?」ぐらいしか思ってないです。そんなことはどうでもいいのですが。

 今回、ふと聴いていて思ったのは、このアルバムで俺の中にある彼女の偶像と曲がピタリと適合したということです。声とかそんなのじゃなくて、音楽と詞の向こう側に見えるものというか。ああ、宇多田ヒカルらしいな、と。率直に感じたわけです。
 これはすごいなと思いました。所変わって品変わっても、魂は変わらず。曲は全く変わっている(少なくとも俺はそう感じます)のに、その先に見えるものは彼女なのですから。

 とある歌手の方の言葉を借りるとすれば「変わらないために変わり続ける」という表現が似合うと思います。あくまでも俺の認識の範囲内の話ですけどね。

 そして自分もそうありたいと思います。
 例え、物語がどういうものになろうとも、その奥に縮こまっている黒麻呂という小さな存在を欠片でも感じとっていただけるように、筆を進める次第です。
by seikou_2 | 2008-03-23 00:00 | リアル